□モーリス・ルイス展□
10月も早半ば、すっかり秋めいてきました。
金木犀の香りに、季節の深まりを感じます。
休日千葉の川村記念美術館に行ってきました。
川村記念美術館は、DIC株式会社(旧大日本インキ化学工業株式会社)の研究所の敷地内にあり、DICのコレクションを展示しています。
今モーリス・ルイスの企画展が開催されていると言うことで出かけました。
美術館は少し増改築されていました。
増改築の資料が公開されています。
→「川村美術館2008年増改築資料」
・・・資料を見ますと、少しどころではなかったですね。
常設のバーネット・ニューマンの大きな赤の作品<アンナの光>を展示するための部屋が作られていました。圧巻です。真っ白の部屋にひときわ赤が輝きます。昼過ぎに見たときには、窓から白い光が入って、清清しい印象でしたが、夕刻再度入ってみますと、なんと、ガラスがグリーンなのです。(・・・これも資料によるとフィルムかもしれません)深い森の中で見るような印象に、昼間とまた異なった印象にびっくりです。作品と空間とのコラボレーションですね。すばらしかったです。
上記増改築資料の中にニューマンルームの紹介もあります。是非見てください。
モーリス・ルイスの作品もすばらしいです。
アクリル絵の具のいろいろな色を何層にも重ね、美しい色層を作り出してます。
住まいのダイニングをアトリエとし、誰にも制作する姿を見られることなく、また生前展示されることはほとんどなかったという、なぞめいた画家です。
作品を見たら、園内を散策しようと思っていたのですが、たっぷり閉館近くまで、作品や館内を楽しみました。
なにか感じていただくものがございましたらコチラを・・・
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